「お」と沙汰がなく、寂しいよりも、疑心暗鬼

またどうせ会えぬ24日のイブの夜、そっぽを向いてる君に問いかけ

縁の下の猫麻呂

 

会えないなら、会えないなりの意思表示くらいあって普通だと、ふと我に返る。

最後に会ってから三年半。やはり今度も、独り相撲だったか?

来年と再来年も、年に一度の行事だと言っては贈るプレゼント。

「だ」いじょうぶが、心を打った朝。が、しかし。

「好きになる 理由もないし 好かれずも 理由もなければ 嫌われしかも」

 

縁の下の猫麻呂

 

好きなのか、嫌いなのか、はたまた、終わってしまった恋なのか?

好かれる理由がないのに、嫌われる理由は思い当たることもなきにしもあらず。

駆け引きを楽しんだことを悔やむ。どうなるのかはわからない。適度にやる。

「さ」き帰る、君を送ることすらできず。

「腰履きのコットンパンツをたくし上げシェリル・クロウなど聴いてみる」

 

縁の下の猫麻呂

 

お気に入りのエブリデイ・イズ・ア・ワインディングロードを聴きながら、額にびっしょりの汗かいて。

腰履きしたコットンパンツをたくし上げ、『サラダ記念日』など、読みふける。

「お」はようの次のステップ、何を踏む?

「戦略がある振りをして実はない、何にしようか明日の洋服」

 

縁の下の猫麻呂

 

毎朝、かわす挨拶に一言添えて伝えたい。でも、「おう!」とか「そうなんだ~」で、終わってしまっていることを振り返り。

「やっぱり勢いだけだね」と、反省したりする。それも含めて。明日の洋服は、チェックのシャツに、赤の水玉ネクタイ。

え~と、それから帽子も欠かせないね。

「こ」いに恋してるだけじゃなくて、一緒にいたいのさ

「照れ隠し、中途半端な誘いにも耳傾ける君のやさしさ」

 

縁の下の猫麻呂

 

お菓子をあげたくらいで、交換条件に食事の誘いなんてできるはずもなく…。

慌てて取り消した「意味」分かってる?

下心があることを読まれるのが、恥ずかしかっただけさ。

そんな弱気なことを言っていたら、得るものも得られずだけれどネ。

「で」んわ、掛けてもいいかなぁ。

「ダイヤルを回す電話を知っている?吾のその問いに君は答えず」

 

縁の下の猫麻呂

 

「電話番号教えてよ。」と言えないでいる僕。

「昔の電話はダイヤルがついていてね…」と遠回しに、探りを入れながら、

ナンバー聞こうという誘導尋問には、君はノッては来ないだろう。

簡単に答えるようでは困るけど…。

 

「お」ごらせてくれ、って遠まわしにどういうの?

「離したくないと思えば思う程遠ざかる恋愛だからこそ」

 

縁の下の猫麻呂

 

アピールすることも必要、だけど、度を超すと「ガツガツしているように思われる。」

ちょっと間をあけて、間合いを広げて、仕切り直しの夏休み。

飯、おごらせてもらって何ぼの世界。割り勘になんかさせませんで~。

「も」う暑来る前、束の間のシャッターチャンス

「こっち見て!ポーズ決めてとボタン押す夏ひまわりと求婚田」

 

縁の下の猫麻呂

 

休耕田でひまわりの迷路。用水路からは、飛沫をあげて水が流れる。

プロポーズ決めてバッチリシャッターチャンス。親指と人差し指で切り取ったファインダー。捉えたのは君の心か捉えようもない陽炎か。