「お」ごらせてくれ、って遠まわしにどういうの?

「離したくないと思えば思う程遠ざかる恋愛だからこそ」

 

縁の下の猫麻呂

 

アピールすることも必要、だけど、度を超すと「ガツガツしているように思われる。」

ちょっと間をあけて、間合いを広げて、仕切り直しの夏休み。

飯、おごらせてもらって何ぼの世界。割り勘になんかさせませんで~。

土佐ロマンチック

「昨日まで居たあの街を後にして明日戻ります足摺岬」

 

縁の下の猫麻呂

 

夢破れて山河あり。東京を後にして、幼馴染のあの子が待つ土佐足摺へ。

渋谷の駅のほど近く、ネットカフェでやり直しを誓った人生。

今も忘れず、覚えています。

天橋立ロマンチック

「両脚の間から見て天橋立、海泳ぐ鳥股のぞき」

 

縁の下の猫麻呂

 

仁王立ちした彼女の股の間から、天橋立股のぞき。

ごめんなさい、謝れば済むことかと思いつつも反省の弁は無。

海中を飛ぶ渡り鳥の行き先も知らず。

小豆島ロマンチック

「小豆島、オリーブを二つ並べて、今できたばかりのボロネーゼ」

 

縁の下の猫麻呂

 

地中海を連想させる抜けるような青と、白い雲、湊の香。

柑橘の木に実をつける、酸っぱそうなみかんが成る段々畑。

白い小さなテラスに赤いチェックのランチョンマットを敷いて、出来立てのパスタをほおばる幸せ。

銚子ロマンチック

「君の為口ずさむ歌聞いてない銚子の外れ屏風ヶ浦」

 

縁の下の猫麻呂

 

やっと手に入れたあの曲。何度も何度も練習したけど、いざ披露するとなると、君は寝た振り「狸寝入り」。

調子っぱずれのカラオケむなしく、走る車は屏風ヶ浦へ。

「も」う暑来る前、束の間のシャッターチャンス

「こっち見て!ポーズ決めてとボタン押す夏ひまわりと求婚田」

 

縁の下の猫麻呂

 

休耕田でひまわりの迷路。用水路からは、飛沫をあげて水が流れる。

プロポーズ決めてバッチリシャッターチャンス。親指と人差し指で切り取ったファインダー。捉えたのは君の心か捉えようもない陽炎か。

裏磐梯ロマンチック

「レガシィに乗りて一路福島へ、そんな吾の夢露と消えたる」

 

縁の下の猫麻呂

 

黒のレガシィツーリングワゴンに彼女を乗せて、ワインディングロードを走るのを夢見ていたあの頃。

今欲しいマシンは、ワークステーション。16GBは欲しいかなぁ。